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gdgdをねじ伏せろ! day2

terra-khan.hatenablog.jp
前日の続き。

宮古→盛岡

夕焼けに照らされた浄土ヶ浜を撮れなかったなら、朝焼けを…曇ってた。寝よう。
落ち着かないビュッフェスタイルの朝食を摂ったあと、無料送迎バスで宮古駅へ。幸い、先日のチェックイン時に「予定が変わってレンタカーではなくタクシーで来た」と伝えたところ、今日の送迎バスの乗車手配をしてくれた。まぁ、予約が満席でなかったからできたことであろうが。
なお、「浄土ヶ浜パークホテル」から盛岡駅まで直通の高速バスも運行しているのだが…それを選ばなかったのは、昨日のエントリを読んで欲しい。

「リアス」


盛岡-宮古間を結ぶ快速列車「リアス」。昨日の下りは1両編成であったが、上りは2両編成なのだな。
居眠りしながら乗車していたので、途中の報告は無し。

岩手県立博物館

実は、今回の目的のもう一つが「岩手県立博物館」の探訪だ。
www2.pref.iwate.jp
岩手県の沿岸部の北部と南部で地質が異なるのは、以前述べた通り。
terra-khan.hatenablog.jp
さらに、こういうイベントがあったのだ。


だが、どうにも公共交通機関のアクセスが良くなくて。先の「リアス」の盛岡駅到着が11:41。盛岡駅発博物館前直通のバス出発が11:53。タイムアタックである。
RTAと言うほどではないが、それなりに急いでバス停に向かい、無事乗車。…しかしなぁ…直通とはいえ、「松園バスターミナル」から、かなりたらい回しにされて「博物館前バス停」に着いたと思うぞ。かといって「松園バスターミナル」から乗り換えても、大して時間差は無いっていう…
さらに俺を絶望させたのが、バス停から博物館までの坂道に"スロープが無い"。博物館入り口まで車道はあるので、車椅子で来るなら、入り口前にある駐車場まで来ればいい。そこからはスロープがある。問題は、俺のような「キャリーケース」を持って訪れた場合は、"キャリーケースを担いで正面玄関まで階段を登って来い!”という事態になったのである。絶望の階段の写真、撮るの忘れたわ!

モシリュウ

とはいえ、やっぱり博物館は面白い。正面玄関から展示室に至る大階段に飾られるのは、岩手県岩泉町茂師で発掘された、恐竜の一種「竜脚類」に属する「モシリュウ」の大腿骨レプリカと、全身骨格復元。


ただ、この「モシリュウ」。当初は中国で発掘されていたマメンチサウルスの仲間と思われていたが、そもそもマメンチサウルスが同族とされていたディプロドクス科ではないということになったのと、そもそもマメンチサウルスがジュラ紀中期に生息していたのに対し「モシリュウ」は白亜紀の地層から見つかっていることから合わないとされ、「竜脚類」であることには違いないが、どの種族に属するのか不明、ということで、「モシリュウ」が通称になっている。北海道むかわ町穂別地区で発掘された通称「むかわ竜」が、正式に新種と認められKamuysaurus japonicusという学名が与えられたが、「モシリュウ」は「むかわ竜」に相当する立ち位置にある。「モシリュウ」が新種と認められる、系統学的に明らかになるためには、より良質な化石の発見が必要だ。

石器時代とその産出域

モシリュウの話は興味深いが、今回の講座の話はそこではない。「ブラタモリ」を煮詰めたような話。
よりよい切れ味の斧は、開拓を広げられる。
より鋭い鏃は、敵を多く殺せる。
まだ鉄も青銅器も知られていなかった石器時代石器時代とはいえ、より加工しやすく、鋭く砥ぐことができる石。そういう石を産出する場所こそ重要な取引の場所になったであろうし、かといって農耕をまだ知らなかった1万年以上前の人々が、その石と獲物(食料)の取引のために、どのように移住生活を送っていたか。それを解き明かそうとする話が、今回の講座の趣旨だ。
…って、なんで部外者たる俺が講座の後で質問しているのか…? だが、「質問は講義の華ぞ」とは、以前言った通りよ。

重課金

ともあれ、講義終了。先の階段をまたキャリーケース担いで下りなきゃならんのか…というのと、バスで乗り換えが必要、しかも盛岡駅から乗る新幹線が遅れるという地獄のようなコンボが発生したため、タクシーを呼んで盛岡駅まで行った。2500円ほどかかった。バスで帰れば500円弱ですむが、新幹線乗車を次便にしなければならなくなる。
「Time is money」
まず時間は買えない。だが、買える時間があるなら買うぞ? それだけのことである。
ともあれ、余剰時間をお土産購入に費やし、帰路へ。

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