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日々の戯言、写真、旅行記、好きな音楽、格言、Minecraftプレイ記録

Terra Khan、空を飛ぶ

9月16日からの3連休、どこに行くにしても天気予報が良くない。かといって実家に帰っても、実家にネット環境が無くなってしまったうえに、天候が悪いとなると、なにもすることがない。自宅に引き篭もってマイクラ三昧でもするか、と思っていたのだが、種々の事情で9月16日に札幌に出向くことになった。こうなると、実家がある旭川まで指呼の間*1。帰るか。そういうことになったのである。

で、本日9月17日。早朝は曇天だったが、程なく雲は残るが晴れてきた。で、
親父「青い池の後に吹上温泉まで行かないか?」
俺「吹上温泉まで行ったら雲に突っ込むだろうよ。母さんは?」
母「吹上温泉は遠すぎる。『青い池』なら見てみたい」
俺「…なら『四季彩の丘』と『青い池』は?」
「いこう」「いこう」
そういうことになったのである。

その前に

両家祖父母の墓前に手を合わせてから。ご先祖様達、俺に力を分けてくれ!

四季彩の丘

www.shikisainooka.jp
いや、草創期から来ているが、いよいよ規模がでかくなってきた。以前は入園無料であったが、さすがに入園料をとるようになっていた。というか、今まで入園料をとっていなかった方がどうかしている。入場無料だった時期から寄付金出してたんでね。まぁ、入園料と言っても大人1人500円。だいたいの相場であろう。
なお、トラクターバスなどに乗るなら、追加の料金はかかる。





十勝岳連峰をバックに花々で描かれた大地のキャンパス。実に美しい。
っていぅか、これだけ晴れんなら富良野岳登山リベンジできたんじゃね?
まぁ、普通なら、ここまで。で、次の『青い池』に向かうところなのだが…見つけちゃったんだよね。

遊覧ヘリコプターでGo!

ラクターバスやバギーがあるのは知っていたが、ヘリコプターで遊覧飛行? 基本2人以上で運行する、というので一度は諦めかけたが、ダメもとで訊いてみた。「1人じゃダメですか?」「料金割高になりますけど…」
dic.pixiv.net
母に電話。「ちょっとヘリコプター乗って来る」「え? どのくらい時間かかるの?」「フライトは10分」
ちなみに「5分コース(四季彩の丘周回)」と「15分コース(青い池+上富良野町)」があります。
バギーカートに乗って離発着場(花畑の外縁に林立する防風林の向こう側)へ。そこで簡単な安全レクチャー(飛行機搭乗時のアレとほぼ同じ)を受け、改めて搭乗名簿と同意書に署名し、着席。インカム装着し、さぁ出発!

なお、前述の経緯のように、よもや撮影するような事態になるとは思っていなかったので、愛機「PENTAX K-1 mark II Silver Edition」は持ってきていなかった。その代わりに持ってきていたサブカメラの「SONY RX100VI*2で、写真モードと動画モードを切り替えながら撮影した。いや、後から考えると、レンズを換装するでもなし、さらにクソ狭いヘリコプター機内でかさばる一眼レフカメラを使う方が問題だ。結果オーライ。

四季彩の丘 上空

出発からしばらくは動画しか撮影していなかったので、動画から写真を描きだした。

駐車場と施設群

丘陵の花畑


地上から撮影していた花畑を上空から見るとこんな感じに。不自然に歪んで見えるのは、窓フレームが屈曲しているため。流石に機外にカメラレンズを出して撮影している訳ではないので。

地上のハートマーク


これは地上からは気づかなかった。

青い池へ

美瑛の丘陵地帯


北方向を望む。所謂「パッチワークの丘」は、ここから遥か西の方向なのであるが、だいたい美瑛の丘陵地帯はこんなかんじ。流石に時期が時期だけに農作物の刈り入れが済んでいるので土色の区画が目立つが、其れこそ夏の麦の黄色やジャガイモの花の白が彩る風景は、かなりヤバイ*3んじゃないかな…

遥か彼方なり旭川


旭川市街地を望む…とはいえ、データ圧縮前の写真を拡大して、地平線近くに市街地っぽいものが見える程度。旭川医科大学および附属病院の白い建物が、ようやく数ドットの大きさで見えるくらい。

青い池

青い池を中心に、反時計回りに2周回。1周回目は動画で撮影し、2周回目を静止画で撮影した。

駐車場方向から


手前の森の中を、白銀温泉・望岳台に続く道道966号が走っている(中央右下に森の切れ目があるのがわかるだろうか)。駐車場の奥にあるのが、文字通り"青い池"。

美瑛川・堰堤と青い池


美瑛川の向こうに青い池を望む。中央左の美瑛川の堰堤は、十勝岳の噴火で発生する火山泥流を食い止めるもの。この前後に多数の堰堤が設けられている…のだが、その結果、せき止められた水が森林内に流れ込み溜まり、温泉成分を含む水のため青く見える一方、木々にとっては毒のため立ち枯れてしまい、あの有名な景観になったというわけ。

青い池


帰路

青い池周回後、離発着場へ。これで離陸してから約6分程。

四季彩湖


青い池の山一つ越えた南西側にある「しろかねダム」によるダム湖。この存在は今回初めて知った。
なお、写真中央より右側が色ついているのは窓フレームの反射で色々写りこんでいるから。心霊写真じゃないです。

十勝岳連峰


帰路は逆なので、十勝岳連峰を正面近くに収めることになる。
ああ、くそ。綺麗だな。今度、登ってやるぞ。必ず、登ってやるぞ。

上富良野町


往路が北側(旭川方向)であったので、復路は南側(上富良野方向)。市街地の向こうに、芦別岳が雲に霞む。

とまれ、離着陸場に到着。再びバギーカーで入り口近くにまで戻り、両親と合流。
「じゃ、次青い池行こうか」「もう疲れた。帰る」
…ままならぬものである。

後日談

なお、両親も乗せれば一人にならなかったんじゃない? という意見は棄却。乗るわけがない。脚立の3段目以上は登れない母と、五稜郭タワーに登ったはいいものの3分も経たず逃亡した父である。後に父は言った。「大金だして(ヘリコプター)乗るとか信じられない。俺なら100万円くれるって言われても乗りたくない」だそうだ。

昼頃には曇りだして、夜半から翌日には警報が発せられるくらいの豪雨に見舞われたのは、その後の話。案の定、始発から数本の列車が運休になったので、うっかりすると帰宅RTAをしなければならないところであった。

*1:といっても特急列車で1時間20分だが

*2:今日現在の最新シリーズはRX100VII

*3:語彙力不足

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