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道の駅攻略戦グランドツアー ファイナル 道東制圧戦 Day2

長期休暇を使った道東制圧戦Day2。橋頭堡兼墓参りの旭川を出発し、今日から本番開始!

道道90号→道道940号+市道道道37号→道道140号→旭川紋別自動車道・愛別IC→上川天幕IC→国道273号→浮島IC→道の駅「しらたき」

実家を出発し道道90号「旭川環状線」で市街地を反時計廻りに外周。そのまま道道295号、通称「旭山動物園通り」を使うのが一番の最短ルートなのだが、その名の通り、旭山動物園の真正面に到達する道なので混雑する可能性が高い。だもんで平行する道道940号+市道「南端通り」*1を使って、道道37号に抜けるルートを選択。途中、市道のため道のNo.が消失するが、要は「旭山動物園」を目指すつもりで車を走らせればよいので、迷う事はない。勿論、旭山動物園へ至るための抜け道としても使えるが、正攻法ではないため本当に入場可能かは保障できない。
兎も角も、今回は動物園が目標地点ではないため、動物園の前は素通りし、道道140号に乗り換えて当麻町を経由して愛別ICを目指す。2007.7.1の「道の駅攻略 グランドツアーI Day3」の帰路を逆走する形となる。 とはいえ旭川紋別自動車道は断片的な完成で、上川天幕で終点で国道273号を走っているとまた浮島ICから高規格道路が始まる。折角無料なのでトコトン使わせてもらうが…北見峠をパスする全長4km以上にも及ぶ「北大雪トンネル」を抜けたすぐそこが、SA兼道の駅の「しらたき」だ。

道の駅「しらたき」


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高規格道路のSAを兼ねてはいるが、勿論一般国道333号からもアクセス可能。ちなみに白滝では縄文時代の黒曜石の石器が多く発掘されており、道の駅でもそれを模した、しかし正真正銘黒曜石製の石器か売られていたので購入。南茅部とともに、縄文ロマンあふれる土地である。

旭川紋別自動車道→白滝IC→国道333号→旧白滝IC→丸瀬布IC→道の駅「まるせっぷ」

旭川紋別自動車道は白滝ICで終わり、暫くは一般国道333号を走行することとなるが、程なく旧白滝ICから再び高規格道路が始まり、丸瀬布ICまでの一区間で終了する。白滝-旧白滝間が早く連結されて欲しいものだ。それはそうと、丸瀬布ICを降りてすぐに道の駅「まるせっぷ」到着。

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ここも置戸町・旧留辺蕊町と同じく木工工芸の盛んな地区。木芸館には見事な木造レリーフが。

木工品も多数販売。…子供が楽しめそうな木のパズルを買っていくべきだった、と気付いたのは遠軽町市街地突入目前。極めて偽善的なアイデアが浮かんだのに生かせないのは痛恨の極み。俺もまだまだ修行が足りないようだ。

国道333号→国道242号→木楽館

国道333号を進み、遠軽町市街地前で国道242号が分岐*2。普通に網走を目指すならそのまま国道333号を進めばいいが、今回の目的の一つは道の駅制圧。湧別町サロマ湖目指して国道242号を北上。途中で思いついたアイデアの起始回生のため、遠軽町の木工展示施設「木楽館」に立ち寄る。

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ここには化石化した倒木「珪化木」の展示を始め、木工品の展示・販売がされている…が、道の駅「まるせっぷ」にあるような子供向けのかわいいものがない。輪投げセットはあるが¥5000では偽善が過ぎる。泣く泣くアイデアは破棄することに。むー、“ひらめき”ってのはいつでも“一歩遅い”ものだ。そして偽善を成功させるにも、色々考えにゃならんのだ。津別町の道の駅で挽回なるだろうか…?

町道→市民体育館横→えんがる公園「虹の広場」→瞰望岩頂上

木楽館を辞し、国道242号を暫し逆走。ローソン横*3で右折し、えんがる公園を目指す。…が、その前に線路を渡ったところで右折し、ある公園へ立ち寄る。遠軽の名の由来となったアイヌ語「インガルシ」=「見晴らしの良いところ」の元となった、ある風景を見に。

瞰望岩


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遠軽町の象徴にして、市街地を見渡す高台「瞰望岩」の全景。こいつを見ずして遠軽町に来た意味は無いっ!
こいつの頂上には後で登るとして、まずは日本一のコスモス園「えんがる公園『虹の広場』」へ向かう。

えんがる公園「虹の広場」



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1000万本のコスモスが咲き乱れる日本最大級のコスモス園…のはずが、時期が悪いのかえ5分〜7分咲きで葉の緑の部分が多く、あまり見栄えがしない。とはいえ、これまた幌加内町の蕎麦の花や北竜町の向日葵畑と同じく、広大な面積を有するのは圧巻。
とりあえず、Terra Khan的best shotをどうぞ。



さて、混雑した駐車場を辞して道を戻り、途中で左折*4して先ほど見上げた瞰望岩の山頂を目指す。

瞰望岩山頂

ここからは遠軽町市街地を存分に見渡せる。「インガルシ」という名がよく分かる。ただ、ロープや手すりが無いので調子にのって崖っぷちまで行くと真っ逆さまに墜落、なんてのがシャレにならない。高所恐怖症の方にはオススメできない。
視野は200度に及び、一枚の写真では収まらない。後で合成写真をUpします。

遠軽駅


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瞰望岩から望む遠軽駅全景。北端が見えないが、地図を見て頂ければ気づくと思うが、実はこの駅、盲端でもないのにスイッチバックする奇妙な駅なのである。しかし歴史的には極めて自然にこうなったのである。
詳しくは他のページや成書を参照して頂きたい。が、要点を説明すると、元々はこれより北側にも線路はあったのである。急勾配の北見峠を汽車で越えられなかった昔、遠軽から北に延びて湧別町を経て名寄に接続する「名寄本線」なる鉄道があった(名寄本線遠軽駅を通過して南進し網走へ向かった)のだが、技術革新により北見峠を越えられるようになった「石北線」が遠軽駅の南側より接続し、一方元々使われていた名寄本線はすっかり廃れてしまい遠軽駅より北の名寄までの路線が廃線になってしまった。嘗ての名寄本線の、網走へ向かう南側の線路だけが残されてそのまま石北線へ転用されたため、遠軽駅に接続する線路はすべて南側から接続することになってしまった、という訳。
…以上、JR北海道車内誌からの受売り(藁)。でも、こういうトリビアも旅の肴に結構楽しいと思うが、どうだろう?

国道242号→道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」

遠軽の丘を下り国道242号へ帰投、途中モダ石油で給油し(とはいえ旭川-遠軽間でさほどガソリンはもっていかれてはいないのだが)、一路北上。上湧別町に突入し、チューリップ公園*5をスルー。この時期は流石に何も無い。市街地を過ぎてなお北上したところに、道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」がある。

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温泉に浸かりたいのは山々だが、今日は寄るところが多いのでパス。

国道242号→国道238号→道道204号→道道656号→竜宮崎展望台

さらに国道242号を北上。この国道は網走目指して右(東)に折れ、北には紋別へ向かう国道238号が延びる。いいから北進。途中、国道238号も左(西)へ折れ、湧別港目指して道道204号が北に延びる。まだまだ北進。そして道道656号が右に分岐するところで漸く東へ。あとは道なりに進むと、右手にサロマ湖が見えてくる。何? 右手?
実はこの道道サロマ湖の西の砂嘴を走る道だったりする。西の砂嘴の末端、竜宮崎へ。

竜宮台


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サロマ湖の西側砂嘴の突端、竜宮台から第一湖口を望む。本当の末端は港湾管理区域のため一般人立ち入り禁止。

北側はオホーツクの荒波が打ち寄せいてる。

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一方南側は鏡面のようなサロマ湖。この光景が表裏一体なのが面白い。もうちょっと天気が良けりゃあなぁ。

道道656号→町道東9号線→サンゴ岬

道道を引き返し、今度は湖の西岸に沿って走る。…と、西湖岸にはアッケシソウの群生地があるのだった。いざ、サンゴ岬へ。途中ダート道になる。ダートが怖くて風景写真撮ってられっかい!

サンゴ岬


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湖岸に車を停めて、河口に架かる吊橋を渡った向こうがサンゴ岬。この吊橋、よく揺れる(藁)

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湖岸の浅瀬をうっすらと赤く染めるアッケシソウ。接写するとこんな感じ。

町道東9号線→国道238号→道の駅「愛ランド湧別」

舗装道路まで戻り町道を南下して国道238号に合流、サロマ湖南岸を東走すること暫し、道の駅「愛ランド湧別」に到着。

道の駅「愛ランド湧別」


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観覧車が見えるとおり、道の駅の裏はちょっとした遊園地。家族連れでどーぞ。男一匹の俺には関係ねぇ。
道の駅を過ぎるとSL展示のある「計呂地交通公園」*6があり、その裏の湖岸もまたアッケシソウ群生地なのだが、群生地はどの道もう1か所寄る予定で時間も無いのでパス。

国道238号→道の駅「サロマ湖」→林道→サロマ湖展望台

国道が湖岸を離れたところで佐呂間町に突入。再び湖岸を走行してしばし、道の駅「サロマ湖」到着。

道の駅「サロマ湖


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ここの名物は貝殻で焼くホタテの醤油焼き。勿論食う。美味い。

が、実家にホタテを送ろうと思ったら、生ホタテは入荷されていてないとのこと。季節じゃないからか? 代わりに貝柱加工品を送っておく。

サロマ湖展望台

国道を少しばかり戻り、案内表示のところ*7で左折。途端にダートの1車線の林道。昼なお暗い林の中、ダート急勾配を2ndギアで一気に駆け上る。

今までダートだった割には立派な展望台がある。
ここから眺めるサロマ湖は絶景。というか巨大。大きすぎてさしもの超広角レンズでも収まりきらない。写真合成が上手くいかないので、ワッカ方面の光景を一枚。東岸手前の半島が、予定最終目的地、キムアネップ岬だ。

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林道→国道238号→町道→キムアネップ岬

急勾配の林道を降りて国道に合流し、東走再開。程なくして「キムアネップ岬入り口」の案内板*8。左折して北上。

キムアネップ岬


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こちらも真っ赤な絨毯のようなアッケシソウの群生地が広がる。ただ、今年は秋の気温が高めなせいか雑草の緑色の混在が多めなんだとか。
もうじき日没。ワッカ原生花園への立ち寄りは無理としても、せめてサロマ湖東岸から夕日を撮りたくなった。今日の旅の最終段階へ。

国道238号→道道442号→サロマ湖PA

国道に戻り東走、サロマ湖東岸を走る道道442号を北上し、ワッカ原生花園の手前の駐車場*9で三脚構えてシャッターチャンスを狙う。…今だ!

Amber Color I

Amber Color II

余韻


陽が沈んだ直後の宵の紺が迫る空の色が好き。この写真が撮れただけでも、今日の旅の価値はあったと思うなぁ。

道道442号→国道238号→網走

そのまま道道を進めば常呂市街地の手前で再び国道238号に合流する。あとは夜の暗さに気を付けて、同期の友人の待つ網走へ向かうのみ。
その晩は友人と良い酒を交わすことが出来た。楽しかったなぁ。本日の走行距離278.9km。お疲れ様でした。

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