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チタタプオソマあえ

Twitter 料理

店頭に鯵が出るようになった。生で食べたいが、近所のスーパーで海鮮担当の方に尋ねてみると、生食用ではないとのこと。ぐぬぬ。
とはいえ、ならばということで半額になった鯵を自分で(仕事帰りなので、もう調理をしてもらえる時刻じゃない)三枚おろしにしてみたものの…これはどうみても三枚おろしではなく残骸である。とはいえ、とりあえず調理してみたら…なんとかなるものだな。


www.mizkan.co.jp
だが俺は生の鯵を、なめろうを食いたいんだよう!!

という事でやって来ました某市場。でも鯵を扱ってるのはたった1店舗しかなかった。後で考えてみたら、新鮮な鯵は飲食店に行ってるのかもしれないな…これとて生食は駄目かもしれん。訊いてみた。
「これって生でも食べられます?」「刺身で食うのかい?」「いや、なめろう作りたいんです」「おう、できるよ? 下ろした方が良いかい? 三枚おろしにして皮剥いでおくよ」「ありがとうございます!」
プロの技は見事なものだ。三枚おろしになっただけではなく、小骨も血合いも皮も残さず、そのまま刺身に出来るほどに処理してくれた。1尾600円。
ちなみに明日の晩飯用に、別の店舗で「サンマの開き」も買った。1尾300円なので2尾。同じ店舗でメンメ(キチジ)の開きが3000円程で売ってたのだが…あのー、座布団の2/3くらいの大きさなんですが。メンメは好きだが、買っても食えねぇよ。
ともあれ、自宅で調理。方法はこちらに準拠。
www.sapporobeer.jp


予め生姜と長ネギをみじん切りにした後、鯵を切り刻んでさらに2本の包丁でたたく。『ゴールデンカムイ』で登場した、食材をたたいて料理するチタタプというのがあったが、それの鯵版である。先ほど刻んだ生姜と長ネギを加えてさらに叩く。さらに味噌を大さじ1杯ほど加えてさらにたたくのだが、多分この料理のキモはここだと思った。
味噌は固いのでなかなか混ざらない。さらにたたきまくった鯵の身も粘性があるので、ムラが無いように混ぜるのにかなり苦労する。では、どの時点で混ぜるのがいいんだろう?
ともあれ、出来上がった。
うん。これはヤバい! マジ美味い! まぁ、鯵のタタキが美味いのに、薬味を加えれば美味いに決まっている。
ただ、今回は前述の通り「サッポロビール」のwebpageに準じて作ったのだが、『衛宮さんちの今日のごはん』第14話でやっていたなめろうは、生姜を少量にして茗荷を主体にして作っていた。今度試してみよう。ただ…生食できる鯵は市場でしか買えないということも分かったので、そう簡単に作れないなぁ。
なお、エントリタイトルの「チタタプオソマあえ」のオソマとはウンコのこと。『ゴールデンカムイ』のヒロイン、アシリパさんが、味噌を見てウンコだと勘違いしたことによる。味噌が"オソマ"なら、なめろうは「アジのチタタプオソマ和え」になってしまうではないか。ただ、後に味噌の味に目覚めて好きになっているのだが、札幌でカレーライスを見て「オソマ…」と言っている。そういえば『異世界居酒屋のぶ』の面々も、カレーライスを見てドン引きしていたっけか。

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