事の発端は。
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何がおきたかと言うと。非番なので黒石温泉郷、温湯温泉「山賊館」に投宿していたのだが、夜に当番医から「娘が発熱した。コロナかもしれない。明日の業務どうしましょう?」というトンデモ連絡が来たものだから、直ちに時刻表を机上に並べてルート検索し、翌日最速で帰ったのである。
おはようございます。帰らねば… pic.twitter.com/D90vVmDY1x
— Terra Khan (@DrTerraKhan) March 18, 2023
朝食付きだったのだが、事情を話して朝食は摂れないことを伝えた。流石に朝食なしの料金にはならなかったが、前日のビール1本分だけまけてくれた。
病院に到着した時、病棟の看護師のみんなが「…なんでこんなに早く帰ってこれるんですか?」と哀れみ半分で驚いていた。
その緊急帰還—自分で「中国大返し」と呼んでいるが—の途上で見た、冠雪頂く岩木山が綺麗でなぁ。
で、今日はまた非番だった訳だ。さらに、かなり前に青森の先生方と飲む機会があって、「"雪の回廊"っていったら富山のアルペンルートが有名だけど、青森にもあるんだぞ」というのを聞いていた。国道104号、酸ヶ湯温泉から傘松峠を越えて谷内温泉に至るルートは、除雪を行い毎年4月1日に開通する。その積雪の多さの上に除雪した雪が嵩を増すので、5-6mの雪の壁が道路の両脇に出来上がるのである。北海道で言うなら知床横断道路だろうな。
そして幸いなるかな、酸ヶ湯温泉旅館の宿泊予約がとれた。実は、酸ヶ湯温泉旅館に宿泊したことは無い。
2009年8月15日の十和田湖、奥入瀬渓流の旅行では完全スルー。
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あと、2020年2月23日に日帰りバス旅行で日帰り入浴しただけなのである。写真もblog記事も未掲載。余程書くことがなかったのだろう。
今回は、それを全て清算する。
新青森駅→三内丸山遺跡
3月18日の旅は、公共交通のみで黒石温泉郷に行けるか? という実験でもあったので、電車やバス縛りで移動していたが、今回はレンタカーを借りた。やはりレンタカーの方が自由度が高い。交通事故というリスクはあるのだが。
で、まず向かったのが「三内丸山遺跡」。世界遺産にも認定された場所だ。…が、2020年に訪れた時には、とにかく侘しかったのだ。
さて、この季節ならどうか。
再び、青森。 pic.twitter.com/YBKOIvqeFA
— Terra Khan (@DrTerraKhan) April 1, 2023
三内丸山遺跡→昼食
三内丸山遺跡を後にし、昼食として「中華そば ひらこ屋 きぼし」に向かったのだが…
raimon2017.com
何で13時過ぎてるのに駐車場がいっぱいどころか、行列ができてるんだよう! 駐車場から脱出するのに何度も切り返してようやく抜け出た。その先の道路も渋滞。あぁ…。ググって次の目標「麵屋ほたる」に向かう。店舗前の駐車場は満車で絶望したが、近くの空き地の一部が駐車場と分かったので、そこに駐車する。
tabelog.com
おひる。 pic.twitter.com/51SJ13juMq
— Terra Khan (@DrTerraKhan) April 1, 2023
「濃厚にぼしそば」…うーん、北海道のラーメンとは、また別物だなぁ。後で色々調べたら、鶏白湯が推しだったらしい。むぅむ。
八甲田山へ
あれやこれやありつつ、国道103号を南下。
萱野高原
次いで、樹木が無くなり八甲田山を一望できる「萱野高原」も、駐車場も公衆トイレも全部雪の下。辛うじてできた道路脇に駐車し、撮影した。
樹が邪魔だなぁと思っていたら、もう少し進んだところに、また道路わきの隙間が。そこに駐車して、なんとか撮れた。
八甲田山ロープウェー
なう。 pic.twitter.com/Y0JD7DJFVA
— Terra Khan (@DrTerraKhan) April 1, 2023
快晴なのは分かっていたので、これに乗る。八甲田山山麓はスキーコースにもなっている(とはいえこの時期はもう殆どコースは制限されているが)ので、乗車はほとんどスキーヤーで、一部登山家。俺みたいに観光客もいるが、復路は観光客しかいなくなる。
山頂駅からの展望は素晴らしい!
雪の回廊
八甲田山ロープウェーを出発し、今回の宿泊地「酸ヶ湯温泉旅館」…を通り過ぎた先が、「雪の回廊」だ。
なんか、ただ写真に撮っただけではインパクトに欠けるなぁ。やはりここのドライブデータが良いのではないか。撮影したのでいずれUpします。あまり動画編集の経験がないもので。ついでに言うと、何かそれ用の機材を使用したわけじゃなくて、コンデジを録画モードにしてダッシュボードの上に"置いた"だけなので、あまり期待しなさんな。
Upしました
酸ヶ湯温泉旅館
sukayu.jp
さすがに浴槽は写真に撮れませんので、公式webをご参照のほどを。
泉質は「酸性硫黄泉」。とにかく硫黄臭い。臭いで「ああ、もうじき到着するな」と分かる程。
トラベルデータ
- 公式webの有無: あり(今回はそれで宿泊予約をとった)
- 公共交通アクセス: あり・また送迎バスあり(要予約)
- バリアフリー設備の有無: なし(エレベーターなし・大浴場は階段を下りる必要がある)
- トイレ・洗面台: 棟による?
- 暖房設備: セントラルヒーティング・自己調節式
- 食事
- 場所: 大広間(仕切り無)、一部宿泊棟で個室あり
- 客室への変更の可否: 宿泊コースによる
- 形態: 夕飯はコースメニュー+ごはん・味噌汁はセルフ
- 朝食
- 食堂(仕切り無)
- 形態: バイキング形式
- 温泉・浴室
- 温泉: 源泉かけながし、洗面台のある内湯と混浴大浴場は別
- 泉質: 酸性硫黄泉
- 日帰り入浴の有無: 日中は宿泊・外来の区別なし
- 浴槽の広さ: 内湯はやや狭い・大浴場は1000人入れると称する
- 共用ボディーソープ・シャンプー: 内湯のみ
- 露天風呂の有無: なし
- サウナの有無: なし
- ロッカーの完備: 貴重品ロッカーはある
おゆはん
おゆはん。 pic.twitter.com/ShelRrnMIK
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津軽呑み比べセット。 pic.twitter.com/1g5MMdf0cL
— Terra Khan (@DrTerraKhan) April 1, 2023
で、今の時期の旬で、この時期よく食べられているということで勧められた「トゲクリガニ」
追加料理を頼んでしまった…!
— Terra Khan (@DrTerraKhan) April 1, 2023
トゲクリガニ。今が旬とのこと。 pic.twitter.com/DxZdySuvBq
実は、お薦めした方と、持ってきてくれた方は別の人だったのだが、持ってきてくれた方が「お客様はどちらから来られたのですか?」「えーと、出身は北海道です」「え、北海道ですか…」と若干引き気味だったのは、まぁ、ねぇ。結論から言うと、身の方は風味は毛ガニと異なるのでそれはそれで面白いが、甘味に関しては、毛ガニやタラバガニには劣る。ただ、蟹味噌の風味が全然違う。これはヤバい。日本酒にあう。あとはお値段との兼ね合いだねぇ。
ともあれ、これで今日はお終い。ではまた、明日。
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