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Operation Peridot extended day4 「とかちつくちて」

4日目。昨日の登山で大腿四頭筋が痛い。
terra-khan.hatenablog.jp
しかし旅は続く。今日は襟裳岬を経由して、日高から十勝へ。

アポイ山荘ホテル→幌満峡

2日間お世話になったアポイ山荘ホテルを後にする。目前には雲に隠れたアポイ岳が。


国道に下りて襟裳岬方向へ、その途中、再び山に入る。え?

幌満峡


幌満地区のT字路を左折し山中へ。アポイ岳の南東のカンラン岩地帯を幌満川が浸食してできた渓谷、それが幌満峡。「アポイ岳ジオパーク」でも取り上げられている。
www.apoi-geopark.jp

日本電工 幌満第2発電所


その前の露頭がカンラン岩らしいのだが…

よくわからん。

東方オリビン工業 採石場


むしろ川の対岸の採石場の規模に圧倒される。
さらに上流へ向かうが、採石場への分岐より先は、ダートの対向車線のない隘路。ここから先は携帯電話も圏外。「ここでまたタイヤがパンクしたら…」と思うと、背中に冷たいものが流れるが…それが怖くて写真家名乗れるかぁ! と、突撃。

幌満川の河川敷


とはいえ河川敷に降りる度胸はなく。っていうか、どこから降りればいいん?

第2発電所堰堤


ここで貯めた水を先ほどの第2発電所まで導管で通して発電している。

幌満川稲荷神社


1936年(昭和11年)にこの渓谷に水力発電所を建設した会社とその従業員が建立したもの、とのこと。参道が急勾配すぎるのでここで遥拝。

ここを訪れる人用なのか、バイオトイレが設置されている。しかも自動照明で内部清潔。

渓谷を望む。中央左にガードレールがある。今まで走ってきた道はだいたいこんな感じだと分かって頂けるであろうか。このあたりのカンラン岩は「斜長石レルゾライト」だそうだが、流石に分かんないっす。

幌満ダム



アポイ岳ジオパーク幌満峡エリアの最深部、幌満ダム。深くえぐられた渓谷はここで終わる。ここはカンラン岩の分布が終わり、変成岩や深成岩に切り替わる。
道はこの先も続いているが、ここで取って返す。
…舗装道路に戻ってきたときの安心感といったら!

幌満峡→襟裳岬

国道336号に戻ってきた。再び南下し、道道34号に入り、さらに南下。木々も乏しくなり、平野が広がるようになる。

襟裳公園線駐車場



襟裳岬

襟裳岬に到着。


まぁ、曇ってるよねぇ…と思ったら。

高台の突端まで歩いていく。普通ならば強風で行くのもままならないことが多いのだが、今日は妙に凪いでいた。

ミウのコロニー

ゼニガタアザラシ



襟裳岬の先の岩礁ではゼニガタアザラシが数百頭生息している…らしいが、とにかく遠い。450mm砲でもこれが限界。

襟裳岬→黄金道路→大樹町・幕別町(旧忠類村)

襟裳岬を出発し、百人浜を抜け、黄金道路に突入する。

黄金道路


実は襟裳岬日高山脈の延長。襟裳岬の先の海底にも、峰が続いている。その東側は十勝平野に至るまで断崖絶壁が続く。この地形上の難所のため、道路を通すのに「道路を黄金で敷き詰めたが如く」費用を要したため、この名前が付いた。今でも暴風雨で高波が被るようなら通行止めになる。その場合は国道236号の野塚トンネルで日高山脈越えをすることになる。これより北には日勝峠狩勝峠まで、日高山脈を越える道路はない。

フンベの滝



十勝地方広尾町の南の端にあるフンベの滝。ここからは十勝だ。

道の駅「コスモール大樹」


引き続き天気がどうもよろしくない。翌日行く予定としていた道の駅「忠類」に向かった。

道の駅「忠類」


ここの写真はTwitterに上げたはずだがUpされていなかった。ここで雨でも降ろうものなら「ナウマン象記念館」に入るところだったのだが、SCWを見るに、沿岸部は晴れそうなんだよな。当初の予定通り、目的地「生花苗沼」へ行くことにした。

ナウマン象発掘跡地

道道319号を進み、元忠類晩成線を走る、走る。国道336号の合流手前にあったのは。


生花苗沼

国道336号に合流したら少し北上し、晩成神社前で右折し東へ。今日宿泊の「セキレイ館」を過ぎ、「晩成温泉」を脇目に海岸を走る。「大樹町B&G海洋センター艇庫」の分岐より先はダート1車線になるが、うん、まぁ、いつものことだ。


ウトナイ湖の散策路とは比べ物にならないほど単純な沼に続く1本道と、途中の野鳥観察小屋が1棟。

湖岸に出た。結構広い。

ウトナイ湖は遊歩道が長いが、ここはそうではない。ウロウロ探索するよりは、待ちに出るべき場所なのだろう。…しかし、観察小屋は虫が多くてやってられないのではあるが。

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生花苗沼→晩成温泉→セキレイ

生花苗沼から道を引き返し晩成温泉へ。

晩成温泉


ここは珍しいモール泉。

セキレイ

sekireikan.com
晩成温泉から道道881号を数kmほど戻ったところにあるゲストハウス「セキレイ館」が今日のお宿。このタイプ(ゲストハウス)の宿泊施設を利用するのは初めてだったが、料理はおいしかったし、夜の茶話会という名の宴会(笑)も楽しかった。皆さんありがとうございました。ただ、今回は平日だったから空いていたので1部屋一人で使わせてもらったのだが、相部屋で泊まるとなると、大変だったろうなぁ(酔っぱらった俺の鼾と頻尿で)。

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