「いや、なんか先生の顔見たら調子よくなっちゃってさぁ」
それ、すごく困るんですけど。俺は、どういうふうに調子が悪いのか聞きたいんだけど。
事例
最近、そういう患者さんが増えて困っている。
「俺の顔拝んだって御利益は無いよ」と言ってるんだが、
「でも先生の顔見たら調子良くなっちゃって」
あげく、同席しているご家族が
「最近調子悪そうにしてたのに、今日の受診になったら元気になっちゃって…」
…いや、すみません。マジ困るんですけど。症状訊かせてもらえますか…?
目指したもの
もう30年程前に出版された、詩人「相田みつを」さんの詩集『一生感動 一生青春』というのがある。出版当初は見向きもされなかったようだが、後に注目を浴びた、俺もその頃にこの詩集、相田みつをさんの作品に出会った。
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このなかの「我が家の薬師如来」という随筆を読んで、当時の俺は「俺もこうでありたい!」と思ったんだ。
…あれから十余年。"薬師如来"を名乗るには余りにも恐れ多く。而して、その"パチモン"ぐらいには、なれたかなぁ? と、思いたいところである。