先の連休3日間の旅行記、昨日脱稿しました。
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で。
10月末に裏磐梯の紅葉を撮りに行こうと思ったけど、週末当番の都合が付かず、さっき宿をキャンセルしました。まぁ、仕方がない。
イーハトーヴの空 day3
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続き、というかもはや撤退戦。
遠野→盛岡
これに関してはいう事はない。花巻駅でスイッチバックしたくらい。…まあ、後で調べたことによると、俺は知らない間に「選択乗車」というのをやっていたらしい。俺の手持ちの乗車券には「遠野-釜石線-新花巻-新幹線-盛岡…」になっているのだが、実際の経路が「遠野-釜石線-花巻-東北本線-盛岡…」である。乗る路線が違うのだから運賃が違うのでは? と花巻駅のみどりの窓口で尋ねたんだが、「同じ料金なんで大丈夫ですよ」との返答であった。
…帰宅した後、調べたんだが、こういうトリックのようだ。要は新幹線の「新花巻-盛岡」間は、東北本線の「花巻-盛岡」間の複線扱い、しいて言うなら花巻駅と新花巻駅は"でっかい一つの駅"であって、その駅内で乗り換えただけだから"新花巻-花巻"間のキロなど知らん! ということらしい。もちろん、前後通して100km以上なら、の話であるが*1。まったく、鉄道切符のルールはよく分かんないな。
- 作者: 土屋武之
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2017/04/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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盛岡冷麺発祥の地「ぴょんぴょん舎」
ぴょんぴょん舎 メニュー表紙
今回の旅の最終目的地。 pic.twitter.com/t7nkTvc3iJ
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月24日
いやー、科長が別の機会に「ここ食って来い」と散々はやし立てるから来てみたんだが…
肉
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月24日
冷麺
盛岡冷麺、特辛。 pic.twitter.com/FZcQXLEpas
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月24日
まぁ、旨いんだけどさ…並んでまで食う価値は…あるかな…
そういうレベル。逆に言えばセブンイレブンの「盛岡風冷麺」がどれだけ味にこだわったか分かる。
一回食べてみてから、皆さんの感想を聞きたいよ。
イーハトーヴの空 day2
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続きです。しかし
城址に行こう。ポプ子とともに。 pic.twitter.com/YEByG3bwYN
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月23日
まずこの服装でうろつこうっていうのがどうなのかと。
鉛温泉 藤三旅館→花巻駅
藤三旅館からはまずマイクロバスに乗って県道12号沿いのバス停に送られた後、新鉛温泉発のバスに乗って花巻駅(終着は新花巻駅)に向かう。「あれ? 昨日は南花巻温泉峡全部に停まったんだけど、このバス全員乗れるの?」と心配したが、復路は、俺が乗った新鉛温泉発のバスと、それよりかなり下流にある温泉から出発する便が何本もあって、花巻駅・新花巻駅に送るシステムになっている(こちらのPDF参照)。なんとも分かりにくい。
ともあれ、到着したのは予定の10:30よりかなり早かった。そして花巻から遠野に行く列車は便数があまりない。乗車予定の「はまゆり3号」は12:16発。…時間は十分あるな。
花巻城址探訪
花巻駅前のオブジェを動画で撮影していたら、某社○党の演説の五月蝿いこと。しかもこの花巻市探訪中、延々と聞こえてくる羽目になる。
とまれ、花巻駅に撮影資材以外のキャリーケースはロッカーに入れ、城跡公園まで約20分の徒歩の旅。
一の郭(掘)遺構
この本丸跡の背後に、小学校や幼稚園、武道場などの施設がある。遺構そのものは相当に大きい。
上記の教育施設や宅地化された地域を南に進むと、ようやく当時の風景を思わせるものに遭える。その途中で出会ったのが
円城寺門
本来別の城の門であったものを慶長年間に花巻城の搦手門として移築したもの。花巻城址のなかで当時のままの遺跡の一つ。
鳥谷崎神社
建立が何時なのか定かではないにしろ、前九年・後三年の役から関わっているというのだから由緒は相当に古い。勿論御朱印を頂いてきたが、社務所で「参拝はされて来ましたか?」と尋ねられて「当然です!」とふんす!しなければならなかったのが、少し哀しい。何回も言うが、御朱印とは"参拝証明書"であってスタンプラリーではないのだ。
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御近所の方であろうか、七五三かな? 男の子が袴来てやって来ていた。「かっこいいねぇ!」と思わず声をかけた。当の本人はふぃっと顔をそむけて行ってしまったが、お父さんらしき人が「ありがとうございます」と笑っていた。…うーん、こんな声をかけるなんて、俺もジジ臭くなったかねぇ?(苦笑)
さて、その後できるなら盛岡わんこそばで有名な「やぶ屋総本店」で蕎麦を食べたいなと思って、花巻駅への最短ルートでなく、店舗を目指して歩いていたら、途中の花巻市役所の向かいに、あったのである。
南部盛岡城楼鐘
花巻城の当時の面影を遺すもう一つの遺構である時鐘。移築はされているとはいえ、鐘は当時のものである。…全く、予定していないブラ歩きには、予想もしないモノに出くわすもんだ。
釜石線
快速列車「はまゆり」に特記すべきことはない。しいて言うなら、この列車は始発が盛岡駅で、花巻駅でスイッチバックして釜石線に入る。そのため盛岡駅からの乗客で自由席はほぼいっぱい。そんなこともあろうかと指定席券を購入していたのは正解であった。荷物が多くて移動が困難なところに、350mLの清涼飲料水2本にも満たない料金をケチらない方がいいと思う。
ところでこの釜石線、前身の岩手軽便鉄道が宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモデルとあって、愛称は「銀河ドリームライン釜石線」、そして各駅にはエスペラントによる愛称がついている。
SL銀河 @遠野駅
機関車 C58 239
客車からやや離れて蒸気機関の稼働中。
遠野を駆け抜けろ!
いつぞや記述したが、遠野には約6、7年前に来たことがあるのだ。当時はPENTAX K-100で撮影していたが、今回はフルサイズのK-1で撮影しよう、と思ったのが一つ。もう一つの目的は、この曲のせいである。
デンデラ野にまつわる話は調べた。だが、その場所はどのような場所か。行ってみたかったのだ。
さてここで問題はそこへのアクセスである。そんなマイナーな場所へ行く公共交通機関はほぼない。方法は
- 観光タクシーを使う
- レンタカーを借りる
- レンタサイクルを借りる
当初考えていたのは1. 2.は事故ったら面倒。しかし…快晴であることと、中年太りして膨れた腹をみて思ったのだ。「よし、自転車で行こう!」
GPSギアに装備変更。 pic.twitter.com/ZkjrXBZUko
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月23日
装備をGPSギアに替えたのはこういう理由である。
ということで、遠野駅前にある「遠野市観光交流センター『旅の蔵遠野』」の隣接ロッカーにキャリーケースを入れ、自転車の旅に出発!
まぁ、世の中そんなに甘くなかった訳で。
13:25 遠野駅→13:40 キツネの関所
レンタサイクルを借りてから駅前で暫くSLを撮った後に、目的地へ進発。
キツネの関所→13:50 伝承園
国道は住宅街を離れて走るが、自転車は分岐北側に乗って伝承園へ。
伝承園 板倉と工芸館
伝承園に入って真っ先に広がる光景。これこそ伝承園、日本の原風景!
伝承園に着いた! チャリで。 pic.twitter.com/eijvzNeVBp
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月23日
脱穀機
唐箕
「おれのだ」誰のだ。
さて、ここからである。工芸館の向こうにある曲り家に接続されているのが「オシラ堂」である。
常堅寺・カッパ淵
さて、伝承園で自転車を止めておき(常堅寺・カッパ淵には駐輪場・駐車場はありません。伝承園駐車場に止めてからお越しください!)、カッパ淵へ。
常堅寺 山門
俺はすっかり見過ごしていたが、もしここを訪れる方がいたなら、"狛犬"に注目して欲しい。この寺がなぜ河童が住む場所の近くなのか、ヒントがあるから。
常世の限界線
さて、ここまでは6年前に来た道。ここから、今回の目的地、デンデラ野へ向かう。
猿が石川
川面が碧い。さっきまでシラサギがいたんだが、逃げられた。
ここからがヤバかった。国道340号かの分岐以降はひたすら急勾配。ヒーヒー言いながら登り、疲れ果てて自転車を押しながら徒歩で坂道を上る。「もう帰ろうかな…」と何度思ったことか。そこで分岐、デンデラ野への道は下り坂。「あれ?」と思って進んだ先はまた登り坂だったが…その先に、あったのだ。
デンデラ野
この地は、嘗て齢60になったものが過ごす地だったのだ。年老いた親を子が背負ってここに運んでくるのだから、所謂「姥捨て山」に近い。ただ"姥捨て山”と違うのは、ここの老人は里に下りてきて労働していいのだ。労働の対価として食糧を受け取る。それを糧にして生きていく。しかし冬季や飢饉の時は? 言うまでもない。そういう土地なのである。残酷とか寝言をふいてはいけない。「限られたパイを分け合うに当たって、どのような配分をすべきか」という至極真っ当な論理でしかない。…ないのだが。
撮った写真のテーマはただ一つ。「"こっち"と"あっち"」稲穂色づく"人の生きる世界"と、薄たなびく"これから死にゆく世界"が、ここにある。
…とはいえ、だ。
デンデラ野の直下には黄金色の稲穂が輝く。数百年前は生き残るために老人を放棄する地だった山間部は、もはやそうしなくてもいいように食わすだけ耕せるだけの技術を、人類は手に入れた。しかしそれは新たな"姥捨て山"を作り出したに過ぎない。技術とは、文明とは、何なのか。それを知りたくて、ここに来たのだ。
デンデラ野→ 15:30 山口の水車
デンデラ野を去って、道路の分岐まで戻る。子が親を背負うレリーフがある山口橋というのはあるのだが、山口川護岸工事でロープが張られているので気分ぶち壊しである。撮影もしなかった。
とまれ、ここが最後の終着点、「山口の水車」だ。
あえりあ遠野
遠野駅前の宿泊地はそうそうなく、しかも「夕方に遠野の伝承を聞ける」という点では、宿泊地はここしかないのであるが、施設レベルは俺の評価では「中の下」である。
評価項目は以下の通り。
- 施設レベルは中級の宿泊地レベル。極端な古さも感じないし、汚い感じもない、標準レベル。かつ喫煙室が確保できなかった場合は「消臭処置をした部屋でもよろしいでしょうか」と事前に確認してくれる
- 室内着(浴衣)での夕食(1Fレストラン)は不可。しかしこれは上高地の「ルミエスタホテル」でも同様であった。
- 部屋の蛍光灯が古いためか「ジー」という雑音がうるさいのが大失点。消灯しなければならないが要は暗い。このくらいチェックしておけ。
- レストランの料理の質は全くあてにならない。朝食のみのオーダーにして夕飯は外の店を探した方がいいんじゃないか? (外に出るのが面倒でないなら)
こういう出し方をしてきたか… pic.twitter.com/lYJScfzp97
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月23日
とりあえず全部出した。「お好きなものからお取り出し下さい」ったって… pic.twitter.com/S8ahW8NM5y
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月23日
呉で良い店に出会ったように、遠野でも良い店が見つかることを祈る。
イーハトーヴの空 day1
その実態は鉛温泉での入浴と、遠野の風景写真のフルサイズ一眼レフでのreviseである。
鉛温泉探訪記
最初の目的は「東北でまだ行ったことのない温泉に行こう!」と思い立ち、じゃらんで適当に調べていたところ見つかった場所である。宮沢賢治の「なめとこ山の熊」にも登場する。では、行こう。
盛岡駅→花巻駅
さて、問題はその鉛温泉の唯一の宿泊施設「藤三旅館」へのアクセスが、やや調べにくい。「藤三旅館」の公式webをみてもアクセスの方法が記載されてないのである。
ところが、この「藤三旅館」、昔からの施設の「旅館部」および自炊による湯治目的の長期宿泊者向けの「湯治部(旧称自炊部)」のほか、近代的な洋室の内装からなる「別邸・十三月」からなり、この「別邸・十三月」の公式webには、無料送迎バスの記載があるのだから、少々性質が悪い。
ともあれ、鉛温泉行の(というか正確には花巻南温泉峡すべてへの)無料送迎バスの第1便は15:25花巻駅発*1なので、あまり早くに着いても仕方がない…と当初は思っていたのだ。なので、盛岡→新花巻間をわざわざ金かけて新幹線に乗る必要なし、在来線の鈍行でのんびり向かった。
13:46 花巻駅
というわけで花巻駅に到着。それにしたって1時間半以上空き時間がる。しかも駅前の土産物店は閉店していて、手ごろに土産物がそろっているのは駅のNew Daysというオチ(留守番任せた同期にはここでお土産を買ったが)。待合室で適当にネットをみていたら…花咲に城址があるのか! しかし、歩いて往復するとなるとバス発車時刻までギリだなぁ…ええい、諦めた!!
…となったのである。
バス待ちなう。花巻城址を見に行こうかとも思ったが、「バス出発時刻までに戻れなかったらヤバい」と心配しながら旅をするのは俺の流儀じゃない。
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月22日
花巻駅→鉛温泉 藤三旅館
しかしこのバスも曲者であった。鉛温泉行き送迎バスではなく、「松倉温泉」「志戸平温泉」「渡り温泉」「大沢温泉」「山の神温泉」「高倉山温泉」「鉛温泉」「新鉛温泉」8か所の花巻南温泉峡に向かうすべての客を乗せて運行される。新花巻駅始発なので既に乗客はいっぱい。何とか座れたが、前の座席の客がリクライニングを倒したあと、降車する時に戻していかないで行きやがった。
とまれ、無事「藤三旅館」に到着。
鉛温泉 藤三旅館
温泉と食事
この旅館部には4つの温泉がある
- 白猿の湯: 当館名物「立って入る」温泉。湯船の底から温泉がわき出す。混浴だが女性専用時間帯あり。
- 銀の湯: 渓流を望む小さな浴室。夕方は貸切風呂。その他時間は時間帯による男女別。
- 白糸の湯: 渓流を望む浴室。時間帯による男女別。今回入浴してない。
- 桂の湯: 男女別の内風呂と露天風呂。
偶々空いていたので、有料だが貸切を使わせてもらった。夕食前に他人に気兼ねなく温泉に入れるのは、存外心地よい。
なお、名物の白猿の湯は、入り口からはるか下に降りて行き、浴室内で脱衣して入るという、ちょっと特殊な構造。そのせいで風呂を撮影したがる輩が多いようで、「盗撮したら通報します」の看板が。まぁ、撮りたくなるのは分かるが、ダメなものはダメです。
これはすごい pic.twitter.com/W0MeXF5zT8
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年9月22日
最近の憂さ晴らしのため、食事は豪勢にさせて頂きました。
では、また明日。
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記録
小池晃氏「住民の苦難ある所に共産党」だって。
— 城之内 みな (@minajyounouchi) 2018年9月18日
迷彩服は戦争を連想させるから触れ合いイベントはやめろ、自衛隊が来ると女子高生ごレイプされるとか苦情を入れる活動がそれですね。
苦難を作りクレーム三昧の日本共産党は、被災者向けの炊き出しを食べながら次の苦難の作戦を練ってる訳ですね。 pic.twitter.com/45VqJSHDqA
あれ?共産党・小池晃さんは被災地で被災者のための炊き出しのおにぎり食べて「住民の苦難あるところ共産党ありの精神」のツイートを削除しちゃったね。住民の苦難につけ込んで共産党を刷り込む精神がバレちゃうからね。この人達はイザとなると共産党のためにしか動かないんだよね😃 pic.twitter.com/OeK5aNblqM
— ひがくぼきみお (@higakubo) 2018年9月18日
炊き出し食ってんじゃねぇ。そしてちゃっかりこのtweet消したな? 小池晃。
Today's Music 「夜明けの歌」
🎵
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2018年8月21日
逃げても 逃げても 逃げても
朝が来る
涙よ 止まれよ 今すぐ
もう朝だから
eastern youthの「夜明けの歌」は名曲だな。
eastern youth - 夜明けの歌
- アーティスト: eastern youth,吉野寿
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2001/08/08
- メディア: CD
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うーむ
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…安心しろ。それから16年経っても人間はそんなには変わらない。